やっぱり雄は派手。
頭の白い冠は発情期にのみ開きます。クリックでアップ画面へ!
十把一絡げならぬ、4羽ひとまとめにされたこのエリアのラストを飾るのはこちらのカンムリセイランです。まとめられて紹介されてしまう扱いなのにこの鳥自体は非常に貴重な種類の鳥です。そしてなんと有名な鳳凰のモデルはこの鳥とも言われている日本人としても縁の深い鳥です。

野生ではほとんど姿を見かける事が無く、分布しているベトナム、ラオス、マレー半島付近はアメリカとの戦争の爪痕である不発弾や地雷が残っておりベトナムの研究者もうかつに立ち入れず生態調査が進んでいないのが現状だそうです。

ひたすらごま塩柄で描き手を悩ませしかも驚く程資料の少ないこの鳥は、羽根の美しさを目的に乱獲されて数を減らしてしまい、準絶滅危惧(NT)に登録されています。そんな貴重で未だに多くの謎に包まれているこのカンムリセイランに会えるのはなんと日本国内ではこの横浜ズーラシアのみ!なぜ!公式販売のズーラシアガイドブック上でもっと注目してもらってないんでしょうか!


2013. JUL 11th.