ジッとこっちを見てました。
マレー語で「森の人」という意味だそうです。画面クリックで下書きが見られます。
鳥エリアを抜けると存在感のある霊長類、ボルネオオランウータンがいます。人間とDNAが97%同じという非常に高い知性を持ち合わせた彼らは、訪れたときはもくもくとお食事中でしたが一概に動物、、、とひとくくりして良い物かどうか分からない視線を投げかけてくれました。恐らく、みられているのは来園したわたしたち、、、

実はこのオランウータン、世界最大の樹上の動物で一生のほとんどを木の上で過ごします。また、私はちょっと意外な印象があったのですが群れを作らず単独で行動するそうです。大きな特徴はオスの顔にある「フランジ」という出っ張り。これは強いオスを象徴する特徴で、この「フランジ」がない「アンフランジ」なオスは基本的に繁殖するという面で不利な立場だそうです。

このボルネオオランウータンはその名の通りボルネオ島に生息するオランウータンです。以前はスマトラオランウータンと同種と考えられていましたが様々な要因により別種と考える説が現在は強い様です。野生ではヤシ油をとるためのプランテーションの拡大やオランウータンが生息できる程の森林が伐採により減っている事が原因でその数を減らし、絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。


2013. JUL 16th.